2/20 ドイツとモルドバ共和国の有機農業仲間を迎えて

2018年2月20日、ドイツ共和国・モルドバ共和国の有機農業の実践者の方々が、月山パイロットファームの工場へと足を運んでくださいました!

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月山パイロットファームがある山形県鶴岡市は、2014年12月にユネスコの食文化都市ネットワークに認定されました。
弊社の代表も、そして会長も、認定に向けた活動の中で尽力をしてまいりました。
http://www.creative-tsuruoka.jp/

一方、2020年東京オリンピックに向けて、鶴岡市はドイツ共和国およびモルドバ共和国のホストタウンに認定されています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/hosttown_suisin/gaiyou_dai1.html

そこで、鶴岡市に両国の有機農業にゆかりのある方々をお迎えし、両国との文化交流をかねたイベントが開催されました。
その一環として、月山パイロットファームの工場見学となりました。
限られた時間でしたが、民田なすのからし漬を製造している工場を見学していただいた後に、年間を通じた取り組みをスライドをまじえて会長が紹介。

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もちろん、漬物の試食をしていただきました♪♪
みなさん完食でびっくり!
「カブもナスもドイツにあるけれども、このような食べ方は初めて。おいしい!」と、嬉しい感想も頂戴しました。
私は箸の使い方のうまさに驚いていましたが。

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写真には写っていませんが、鶴岡市のエコタウン課のみなさんも大勢いらしてくれました。総勢20名ほどです。

有機農業の先進国ドイツでは、背丈のとても低いキャベツを育てているそうで、除草剤をまかない畑では、やはり草とキャベツの成長競争が起こるそうです。
バーナーで草を焼いて対応しているそうですが、月山パイロットファームでは同対応しているのですか?という質問もありました。

そう、有機農業は草とのたたかい。世界共通。多分。

会長は、生分解マルチを利用すること、土を掘り上げて「畝」を作って草が生えるタイミングをずらすことなどをお伝えしていました。

ドイツのMichael Martinさん、Karl-Heinz Fischingさん、握手したときの手の厚みと逞しさが忘れられません!土を耕す人の手も、世界共通ですね。

 

ちなみに、外はこんな雪..。
朝4時起きで除雪してくれる社長のおかげで、誰もが会社にたどり着けますが、そうでなければ、入り口の戸を開けるのが不可能です。
冬場はとても厳しい庄内地方。
現在の会長が冬場の職場作りとして、夏場に育てた野菜を使って漬物を製造を始めたのが、弊社の成立の経緯でもあります。

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この後は、会場を鶴岡駅前のFOODEVERに移して、”国際オーガニックミーティングin鶴岡”
http://tsuruokamarukajiri.info/foodever.html
鶴岡市、モルドバ、ドイツの有機農業の実践について、発表とトークセッションが行われました。もちろん、試食も!
会場には、鶴岡在来作物案内人の皆さんの姿もちらほら。
弊社の会長も、前列にすわって、この40数年間の歩みの成果を噛みしめている様子でした。

40年前は変人、現在は先駆者。
小さな取組みでも、信念がある活動には、人々を変える力がありますね。

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Bioの「オーガニックの先進国ドイツで、世界最大級のオーガニックフェスタが開催されるそうです。行きたい!!行ってみたい!!

奥田シェフのご縁で、イタリアのマルケ州ArceviaにLa Terra e Il CieloやMoncaro を訪ねて行ったのがおよそ8年前。

言葉はあまり通じなくても、同じ志を持つ人どうしは、心の底で通じ合えることを私たちは知っています。